長崎県では梅雨明けが発表され、本格的な暑さを感じる季節となりました。長崎市内では、気温が30℃を超え、早くも猛暑の予報が出ていますね。今年はマスクを着用しながら、過ごす日が多くなると思います。マスクを着用していると、のどの渇きを感じにくくなります。熱中症予防のため、適宜水分補給して、夏を乗り切りましょう。
今回は、長崎市立形上小学校での福祉学習を行った様子について、お伝えします。毎年、琴の浦荘は年間を通して形上小学校4年生の子ども達と福祉学習や芋掘り交流会などのイベントを通し、交流を深めています。
6月25日、「高齢者疑似体験」を行いました。高齢者の方が感じやすい身体の不調を体験し、体育館内を杖を使って歩きながら、高齢者の気持ちになって行動しました。
子ども達からは「見えづらいので、歩くのが怖かった」「今日体験できて、高齢者の方が困った様子であれば、声をかけて助けてあげたい」などの感想があがっていました。
7月16日、「車いす体験学習」を行いました。車いす操作をしたことがない子ども達が多く、身近な人の手助けができるよう、車いすの操作方法や、注意事項について琴の浦荘職員が説明を行いました。
実際に車いすを操作し体育館内を移動してみました。移動するスピードや段差を超える際のポイントを学び、時間が経つにつれて、車いすの操作技術が向上し、思い通りに操作ができるようになっていました。
今年は新型コロナウィルス感染予防の観点から、交流する機会がなかなか作れず、新たな交流のあり方について考える機会となっています。職員が琴の浦荘の代表として子ども達と交流し、コロナウィルスの感染拡大が落ち着いた際には、デイサービスやショートステイ、特別養護老人ホームの入居者様との交流の機会を設けたいと思っています。
文責:辻 佳希